中国での販売拡大をめざし、4種製造
8月19日、茨城県の木内酒造は、香港の新界に自社工場を設置したことを発表した。
新界・火炭につくられた工場は「常陸野香港ブルワリー」と命名。「常陸野ネストビール」を製造する。クラフトビール人気が高まっている中国国内での販売拡大をめざす。
工場には同社製造社員が1名駐在し、日本と同じ品質の製品を提供できるよう、工程管理を行う。
定番商品である常陸野ネストビールはラガーをはじめ、ヴァイツェン、ペールエール、アンバーエールなど豊富な種類をそろえている。香港で製造されるのは「ホワイトエール」、「だいだいエール」、「エスプレッソスタウト」、「ラガー」の4種。年間300キロリットル以上の出荷を見込んでいる。
テイスティングバーも併設 本格的な販売を開始
茨城新聞によれば、同社は約30か国にビールを輸出しているとのこと。中国からも多くの取り引きが期待されていたが、東日本大震災以降、中国政府は茨城を含む10都道府県の食品輸入を停止した。今回、香港に工場を建設したことで、同社製品の輸出が可能になる。
工場には、ビール醸造仕込み装置3KL型一式、3KL発酵タンク17基、1時間あたり2000本充填ライン一式、樽洗浄充填装置を設置。テイスティングバーも併設し、本格的に販売を開始している。

木内酒造/ニュース
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