醸造所・レストラン経営の「スターボード」、水道局とコラボ
神戸で醸造所兼レストランを展開する「スターボード」が、神戸市中央区を流れる布引渓流の水を使って、ビールをつくった。
布引渓流は環境省の名水百選にも選ばれる質を誇るが、水道水として市民の口に入ることはないという。神戸市の水道水は琵琶湖淀川水系の水から供給されているのだ。
神戸の水は赤道を越えても美味しい水として有名だ。せっかくの名水を活用する方法はないかと市水道局が検討し、スターボードの四宮社長と共同でビールの開発に取り組むことになった。
店舗でテイスティングセットを提供 今後の活用法の基礎に
麦芽やホップなど、ビールの原料は主に海外のものを使用するのが主流だが、このプロジェクトでは、ビール原料の大半を占める水を地元渓流水でまかなう。
「地元の素材を使ったビールをつくるのが夢で始めた」という、スターボード。究極の地産地消商品といえるだろう。
2月から渓流水を取水し、試作製造に着手。ピルスナーとIPAを醸造している。3月16日、水にこだわったビールがスターボードとポートサイドで提供された。テイスティングセットの注文者にはアンケートを実施。布引渓流水の使用検討の基礎資料として活用していく。
(画像:スターボード・ブログより)

スターボード 神戸のクラフトビール
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