「飲む」という応援」
ベアレン醸造所(岩手県盛岡市)では、岩手県山田町のシンボル「オランダ島」をモチーフにしたアルトビール「山田町オランダ島ビール」を発売している。
5年前の3月11日、ベアレンビールは、岩手県山田町で“ベアレンビールを愉しむ会inカキ小屋”を行うために移動中に被災した。やっとの思いで辿り着いたときには、津波によって町は大きく破壊されていた。
ベアレンビールは被災の2ヶ月後、岩手県内の企業と協力してチャリティーイベントを開催。その後も交流を続けている。
「山田町オランダ島ビール」は、ベアレンビール初のご当地ラベルビールだ。中身はベアレンビールの定番である「アルト」なのだが、売り上げ1本につき10円が山田町の震災復興事業に寄付されることになっている。
平和と美味しいビールに感謝
オランダ島は、山田湾の真ん中に浮かんでいる島で山田町のシンボルのような存在だが、津波によって大きな被害を被った。
昨年も津波で倒れた樹木の撤去作業が行われおり、震災前の姿に戻るにはまだ時間がかかりそうだ。
名前の由来は、鎖国をしていた江戸時代に水や食料の補給のためにやってきたオランダ船ブレスケンス号と、鎖国など知らない山田町の人々が、大らかに交流したという故事から来ているという。
平和の象徴のようなオランダ島に思いを馳せながら、美味しいビールを飲める幸せに感謝しつつ、復興応援にささやかな寄与をしたい。
(画像はホームページより)

ベアレン醸造所 ホームページ
http://baeren.jp/