『松本ブルワリー』誕生
2016年1月12日、松本市の飲食店経営者らが、クラフトビールの醸造を手掛ける新会社『松本ブルワリー』を設立した。
松本市では2014年から「ビアフェス信州クラフトビールフェスティバルin松本」を開催しおり、初年度の2014年は約16,000人、2回目の昨年2015年は約20,000人の来場者を記録し大盛況だった。
しかし残念なことに、長野県内には10を超えるクラフトビール醸造所があるにもかかわらず、松本市内には一カ所もなかった。来場者からの「松本のビールが飲みたい」という声を受け、地元の有志が立ちあがって設立に漕ぎ着けた。
『取りあえず』じゃない『とっておき』のビール
すでに群雄割拠のクラフトビール界に新参入する「松本ブルワリー」のコンセプトは、【『取りあえず』じゃない『とっておき』】。
信州ならではの良質な水を生かし、麦やホップ・果物などは出来る限り地元産を使う予定。ペールエール、スタウトなどのほか、特産のリンゴなどを使ったフルーツビールなど10種類以上の醸造を目指す。
飲食店での販売や、土産品への展開・醸造所見学での観光客誘致など、地元経済への波及効果も視野に入れる。
また、ビールの搾りかすなどは農畜産業で有効利用することにより、地元貢献と地球環境への配慮を目指す。
今後は、ベテランブルワーを中心にして醸造計画を練り、製造は既存の醸造所に委託、販売開始は今夏を目標にしている。待望の自社醸造は、来年以降となる。
地元に美味しい地ビールがあると言うことは、そこに暮らす人たちの大きな誇りとなる。松本から世界をうならせる『とっておき』ビールが生まれることを期待したい。
(画像はフェイスブックより)

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