今年の世相を最も反映し象徴した食文化「今年の一皿」
株式会社ぐるなび総研(東京都千代田区)は、2015年12月7日に「2015年 今年の一皿」を発表した。
既に11月9日に発表されていたノミネートワードは、クラフトビール、おにぎらず、スーパーフード、なまずの蒲焼き、のどぐろ、ジャパニーズウィスキーの6ワード。
この中から「今年の一皿」に選ばれたのは「おにぎらず」で、クラフトビールは残念ながら選ばれなかったが、今年の日本の世相を象徴する食文化として「クラフトビール」がノミネートされたことは喜ばしい。
職人が造り出す品質と味を評価
クラフトビールがノミネートされた選定理由は、「職人が造り出す高品質で多種多様なクラフトビールは、個性的な味わいだけでなく、地域性や色・風味を楽しむという豊富な付加価値が消費者ニーズをとらえた。国内のビール市場が縮小を続ける中で、市場を活性化する切り札になる可能性を感じる」というもの。
また、1990年代の酒税法改正により、「地ビール」ブームが起きたが、以後人気は下降線を辿った。しかし、それから約20年が経過した現在、クラフトビールという名でブームが再来し、ビール大手各社も相次いで参入するまでとなった。各地で開催されたビアフェスタの盛況ぶりや、取扱い飲食店数が昨年対比で2.4倍に伸びたことなども評価された。
このブームを一過性のものに終わらせず、クラフトビールがもっと身近な存在となるように、これからも努力を続けることだろう。
(画像はプレスリリースより)

今年の一皿 HP
http://gri.gnavi.co.jp/dishoftheyear/ぐるなび総研 ニュースリリース
http://www.gnavi.co.jp/company/release/pdf/2015/20151207.pdf