ハーブ&スパイスビール部門で受賞
サンクトガーレン有限会社が製造販売している「スイートバニラスタウト」が世界的なビール審査会「ワールド・ビア・アワード2015」のフレーバービール ハーブ&スパイスビール部門において“ワールドベスト・スタイル”を受賞したことが2015年9月29日に発表された。
今回受賞した「スイートバニラスタウト」はバニラで甘い風味をつけたフレーバービールで、ビールは苦いと言う常識を覆すコンセプトと味で作られ、2007年の発売当初の反響は良くなかった。しかし2007年に開催されたジャパン・ビアフェスティバル東京の来場者人気投票で1位を獲得した。
チョコレート麦芽を使用した黒ビールがベースになっており、後味にバニラチョコレートのような余韻が残る。本物のバニラで風味をつけており、バニラエッセンスなどは使用していない。この甘い風味のビールについて同社は発売中止まで検討していたが、現在では主力商品の1つになっている。
日本のビール4銘柄がワールドベスト・スタイルを受賞
「ワールド・ビア・アワード」は2007年よりイギリスで年1回開催されている審査会で、2015年は30以上の国から1,000銘柄を超えるビールが参加した。審査は有識者によるブラインドテイスティングによって行われ、4段階のステージから構成されている。
国内予選を勝ち抜いたビールが、ヨーロッパ・アメリカ・アジアそれぞれの地域予選に進み、各地域のベストビールが選出される。地域のベストビールは本戦へと進み、他地域とのベストビールと争いスタイル別の“ワールドベスト”が決定。
今年、日本のビールは「スイートバニラスタウト」の他に、スモークドビール部門で「ラオホ」(田沢湖ビール)、へレス/ミュンヘナービール部門で「ミュンヘンラガー」(富士桜高原麦酒)、ライスビール部門で「古代米アンバー」(あくらビール)の計4銘柄がワールドベスト・スタイルを受賞した。
(画像はプレスリリースより)

サンクトガーレン有限会社 プレスリリース(ValuePress!)
https://www.value-press.com/pressrelease/149405